FoF1勉強会の紹介
野地班の特色は、実験家と計算機科学者、先端的な方法論の開拓者が一堂に会していることであると思います。そして中心主題の一つがATP合成酵素となっているのですが、この酵素は研究の歴史も長く、非常に複雑な知見が絡み合っており、他分野の研究者には敷居が高いものとなってしまっています。そこで共通の話題としてFoF1についての基礎知識を改めて固め、計算機科学や先端的な方法論の可能性を理解できるように、「勉強会」を行っています。これは自分たちの最新の結果を堂々と発表する、というよりも、専門家にとっては既によく知られた重要な事実をできるだけまんべんなく紹介して知識の共有を図ろうというもので、発表者もしばしば聴衆の質問に「それってどうだったっけ?」とか言いながら、聴衆の中からその答えが出てきたりするリラックスした集まりです。毎回懇親会も行い、学生さんの参加数も徐々に増えてきて、とても楽しみです。2006年8月から始めていますが、2007年も、引き続き行っています。


膜超分子モーターの革新的ナノサイエンス
第一回
'06年 8/18(金)FoF1勉強会 中央大学
参加者

スタッフ5名(宗行、西坂、政池、山田、池口)
学生〜20名

   

● FoF1を対象とした分子動力学の研究から何が主張されているか
● FoF1-ATPaseの酵素学 反応の協同性とADP inhibition


 

懇親会

     
第二回 '06年 9/25(月)FoF1勉強会 学習院大学
参加者

スタッフ6名(宗行、西坂、政池、山田、杉田(東大分生研)、池口)
学生〜30名

   

● FoF1を対象とした分子動力学の研究から何が主張されているか
● FoF1-ATPaseの酵素学 BoyerのBinding change mechanism

    懇親会
     
第三回 '07年1/18(木) FoF1勉強会 立教大学
参加者

スタッフ6名(宗行、西坂、政池、山田、杉田、池口)
学生〜20名

   

● 分子動力学による基質結合の解析と、F1モーターの化学状態と回転状態の対応に関する考察
● FoF1-ATPaseの酵素学 基質結合に関する研究のReview 1

    懇親会
     
第四回 '07年3/27(火) FoF1勉強会 中央大学
参加者

スタッフ8名(宗行、西坂、政池、山田、杉田、池口、鳥谷部(宗行研 助教)、矢島(西坂研PD))
学生14名(博士課程2名、修士・学部12名)

   

● Ca-ATPaseの紹介と分子動力学による研究成果について
● FoF1-ATPaseの酵素学 基質結合に関する研究のReview 2

    懇親会
     
第五回

'07年5/25(金) FoF1勉強会 学習院大学

参加者

スタッフ8名(宗行、西坂、政池、山田、池口、鳥谷部、矢島、山崎(早大 高野研))
学生〜30名

   

● βサブユニットの結晶構造と予想される化学状態の徹底解説1
● 摩擦抵抗に対する仕事と,外力に対する仕事の違いについて

    懇親会
     
第六回 '07年8/21(火) FoF1勉強会 立教大学
参加者

スタッフ8名(宗行、西坂、政池、山田、池口、鳥谷部、山崎、林(早大 高野研))
学生15名(博士課程1名、修士・学部14名)

   

● βサブユニットの結晶構造と予想される化学状態の徹底解説2
● ATP合成酵素におけるεサブユニットの役割

    懇親会