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  日本学術振興会賞受賞について

本領域の竹内昌治先生が第6回日本学術振興会賞を受賞しました。

同賞は、我が国の学術研究の水準を世界のトップレベルにおいて発展させるため、創造性に富み優れた研究能力を有する若手研究者を早い段階から顕彰し、その研究意欲を高め、研究の発展を支援していくという趣旨により、平成16年度に創設された賞で、今年度で6年目を迎えます。

本領域においては、

第2回 野地博行 「ATP合成酵素の新しい1分子生化学の展開」
第4回 西坂崇之 「1分子レベルにおけるタンパク質の構造と機能の相関メカニズムの解明」
第6回 竹内昌治 「マイクロ流体デバイス技術によるナノバイオ研究」

3名が隔年で受賞し、それぞれ高い評価を受けています。
受賞理由とその評価については、詳細をご覧ください。

 
     
 
  公募研究のお知らせ (平成21、22年度公募研究の募集について)

13 膜超分子モーターの革新的ナノサイエンス

領域略称名:革新的ナノバイオ
領域番号:521
設定期間:平成18 年度〜平成22 年度
領域代表者:野地 博行
所属機関:大阪大学産業科学研究所

 本領域は、計画研究では膜超分子モーターを中心とした研究を推進するが、公募研究においては以下の理由でタンパク質科学の発展に資する基礎研究を広く募集する。

 本領域では、ATP 合成酵素やべん毛モーターなどの膜超分子モーターを主として取り上げ、タンパク質が化学反応エネルギーや電気化学ポテンシャルを力学的な運動に変換する分子機構を理解することを目標としている。そのため、計画研究では、革新的なナノテクロジー技術を自ら開発・活用している若手研究者を集結し、膜超分子モーターの分子メカニズム解明に特化した共同研究クラスターを組織している。しかし、本研究の目標を広い視野でみれば、タンパク質の構造機能相関に関する理解の深化である。したがって、本領域の発展のためには、膜超分子モーターに特化した研究だけではなく、他のタンパク質科学者や新しい方法論の開発者との相互連携も極めて重要である。そこで、公募研究においては、タンパク質科学に関するする基礎研究や、タンパク質科学のための新しい計測技術に関する研究も広く募集する。

 本領域の研究は、以下にあるように3つの研究項目から構成される。研究項目A01 では、上にも述べたようにエネルギー変換にかかわるタンパク質の研究を中心に募集するが、これ以外であっても独創的なタンパク質研究であれば応募可能である。研究項目A02 では、1分子計測技術やマイクロデバイスなどタンパク質科学のための新しい技術開発に関する応募を広く募集する。研究項目A03 では、生体膜を舞台として機能するタンパク質などの構造解析と、タンパク質の量子化学計算、分子動力学計算、タンパク質de novo 設計など理論的研究を募集する。

 以上3つの研究項目について、「計画研究」により重点的に研究を推進するとともに、これらに関連する一人又は少数の研究者による2 年間の研究を公募する。1年間の研究は公募の対象としない。 公募研究の単年度当たりの応募金額は、上限を400 万円とする。採択目安件数は、概ね20 件程度を予定している。

(研究項目)
A01 膜超分子モーターの分子機構の解明
A02 膜超分子モーターを解析する1分子ナノバイオ技術の創出
A03 構造解析と分子シミュレーション

(平成19 年度公募研究 平均配分額 2,909 千円 最高配分額 3,200 千円)

 
     
 
  平成19、20年度の公募班の班員が決定しました。

メンバー(22名)の詳細はこちら 

 

 
  本特定領域の班員らの研究が、蛋白質核酸酵素の特集号として出版されました。

PNE 4月号 (Vol. 52, No. 4 pp297-341, 2007)

「回転分子モーターのナノサイエンス」

ナノ技術を用いたF1-ATPaseの力学ー化学エネルギー変換計測    野地博行 

バクテリア超分子ナノべん毛モーターの回転計測    曽和義幸・福岡創・本間道夫

化学反応の1分子イメージング技術〜回転分子モーターへの応用〜 西坂崇之・政池知子

MEMS技術を利用した膜蛋白質の機能計測    竹内昌治

分子シミュレーションによるF1-ATPaseの構造機能解析    林重彦

V-ATPaseの新しい機能と構造からみえてきたメカニズム    村田武士 他

 

 
  本特定領域の班員による企画シンポジウムが科学新聞に載りました。

科学新聞 2006年12月1日(金)付け

 日本分子生物学会2006フォーラムに関する記事のシンポジウムから

  新しい方法論など 〜若手研究者から最新成果が〜

 

 
  公募研究のお知らせ (次回は平成20年度に21、22年度の公募を募集致します。)

 ATP合成酵素やべん毛モーターなど、膜超分子モーターに関する研究は、化学反応やイオン流に伴うダイナミックな構造変化を原子レベルで詳細に議論する、先端的なタンパク質科学へと発展した。

本領域では、マイクロ・ナノ加工技術(MEMS,microTAS)、1分子3次元計測技術、膜タンパク質1分子可視化技術、超分子構造解析技術、そして、タンパク質の構造変化とそれに伴う電子状態を計算する分子シミュレーション技術などの専門家が、創造的な共同研究を促進することを計画している。

例えば、1分子計測と量子化学計算の連携研究、1分子操作と超微小チャンバーとを組み合わせたモーターの反応効率測定、1分子操作と1分子蛍光偏光測定を組み合わせた分子内部の構造変化検出などである。このような戦略的共同研究により、原子レベルでの膜超分子モーターの動作と制御機構を理解することを目指す。

以上のとおり、本領域研究はエネルギー変換を担うタンパク質の構造機能相関に関する基礎研究である。

計画研究では膜超分子モーターの研究に特化した研究を推進するが、公募研究においてはこれにとらわれることなく、タンパク質の構造機能相関に関する良質な研究を募集する。

主にエネルギー変換を担う生体分子(トランスポーター、イオンポンプ、分子モーターなど)に関する研究を想定しているが、それ以外のタンパク質に関する研究も可能である。

また、タンパク質研究のための新しい方法論も募集する。マイクロデバイス、イメージング技術、構造解析、シミュレーションなどの技術開発や、タンパク質のダイナミクスに関する理論研究、人工分子機械の開発など、本領域研究を触発するような提案も待ちたい。

 このような研究を推進する一人または少数の研究者による2年間の研究を公募する。1年間の研究は応募の対象としない。

 公募研究の単年度当たりの応募額は、400万円程度とする。採択目安件数は、概ね20件程度を予定している。

 問い合わせは、大阪大学 産業科学研究所 野地研究室 まで。

 

 
  日本科学未来館で私たちの研究が取り上げられました。

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 [Vol/6] 分子チョロQ  分子が回る?! 野地博行 (大阪大学)

 

 

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